住宅の射程

2007年1月11日 読書
藤森照信が現代住宅の最前線として、梅林の家(妹島和世)、森山邸(西沢立衛)、Tハウス(藤本壮介)を取り上げていて、これが面白い。藤森さんはこれを21世紀の分離派と呼んでいます。何が面白いかというと、どれも住宅として非常識極まりないということです。梅林の家はこの中では最も常識的で(http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20060228/127824/)、1畳の離れや狭い別途ルームがある程度です。森山邸は外から丸見え(http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/photo/20061214/501620/)、ガラス張りのお風呂があります。脱衣場を含めてガラス張りです。Tハウスは真ん中から全部屋を見渡せるようになっていて(http://club.homes.co.jp/kenkyushitsu/kenchikuka/02fujimoto/fujimo_1.php)、お母さんが家中を支配できるようになっています。このような実作ばかりでなく、住宅のアイディアコンペはもっと面白いそうです。ISBN:4887062745 単行本 ギャラリー間 TOTO出版 ¥1,680

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