空間に恋して―象設計集団のいろはカルタ

帯広グランドホテルが倒産したそうだ。結婚式を挙げた場所がなくなるのは淋しい。帯広でいま最も式場として使われるホテルの1つが北海道ホテルで、象設計の増改築であることをこの本で初めて知った。十勝ビールもそうらしい。象設計集団といえば故・大竹康市氏を中心に沖縄で活動していたのは有名だが、1990年から十勝の音更に活動拠点を置いている（旧・鎮錬小学校校舎）。それは十勝毎日新聞などで知っていたが、十勝でどんなことをしてきたのか、この本によりその活動の一端を知ることができた。
1995: 北海道ホテル増改築
1996; 森の交流館
1997: 十勝ビール
1998: 高橋建設
1999: 林邸ゲストハウス、すとう病院増改築
2000: 万年地域会館(音更)、新得診療所
2001: 十勝エコロジーパーク・プロジェクトハウス基本設計
2001: 十勝エコロジーパーク・ビジターセンター基本設計
2001: 北海道ホテル増改築、ひかり保育所
2002: 大坪邸(中札内)、松山邸
2002: 十勝千年の森ランランファーム(清水)
2004: 十勝川第一ホテル別館 三余庵(音更)
2004: 共働学舎(新得)、なごやか邸
2004: エステクラブ アンジュ
ISBN:4875023839 単行本 象設計集団 工作舎 2004/12 ￥5，040