場所に聞く、世界の中の記憶
2006年7月29日 読書
月刊誌「Memo」の連載が元になっている。この本によると、ワイマール共和国の首都があったワイマールに、ゲーテが設計した公園があって、そこにゲニウス・ロキの石碑がある。ドラム缶に白い蛇が巻きついたような、不思議なモニュメントだという。建築の本を読んでいると、この「ゲニウス・ロキ」という言葉が好んで使われる。GENIUS LOCIはラテン語であり地霊と訳される。この場所の霊といった意味になる。石碑にはGENIO HUIUS LOCIと刻まれていて、ゲニオ=力、フィウス=この、ロキ=場所というころになるそうだ。ISBN:4860730275 単行本 鈴木 博之 王国社 2005/02 ¥1,890
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