経路探索小史でケヴィン・リンチの「都市のイメージ」が引用されている。彼は、都市空間を機能的な統一体として思い描けるようなイメージを、この本によって与えた。Google本がよく読まれているというが、「ファインダビリティ」は切実な課題で、ウェブ空間全体を描くイメージが必要とされているのも理解できる。ネット上の情報は確かに爆発的に増えたが、かえって見つけたいものにアクセスするのが難しくなったように思う。「アンビエント」はブライアン・イーノの「アンビエント・ミュージック」に触発された言葉で、モバイルなどによって可能になった、いつでも、どこでも、誰でも、ネットワークに接続可能な世界を表しているという。Web2.0の世界か、その先か?
ISBN:4873112834 単行本 浅野 紀予 オライリージャパン 2006/04 ¥1,995
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