Chaper1の「倒壊するマンション(The Collapsing Condominium)」は、政策批判を割り引いて読めば、日本の耐震政策の変遷がわかりやすく説明されています。偽装マンション・ホテルの耐震強度が、グランドステージ藤沢が0.15、京王プレッソイン茅場町が0.26というが、この数字は何?地震の大きさは重力の何%で横向きに押されたかによって表す。耐震強度が1.0であると、重力と同じ力が横向きに働いても大丈夫ということになる。1981年より前は0.2を規準としていた。気象庁によれば震度6が0.25〜0.4、震度7が0.4以上。関東大震災は東京で0.1〜0.3、横浜で0.3〜0.4。阪神・淡路大震災は最大で0.8位になったということだ。では、グランドステージ以外は1981年以前では適法であり、そのグランドステージ藤沢も関東大震災で場所によっては大丈夫であるということなのだろうか?やっぱりよくわからない。
ISBN:4334933742 単行本(ソフトカバー) 平松 朝彦 光文社 2006/01/24 ¥1,000
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