瀬名秀明さんは95年大学生のときに「パラサイト・イブ」を著した作家。仙台に住んでいて、肩書きに東北大学機械系の特認教授というのがある。本業は小説家。最初の章「次世紀の脳科学を考える」が面白い。宇宙人グレーの挿絵が目立つ。臨死体験と宇宙人による誘拐体験に、多くの共通点があるという。これらの体験が脳によって作られるリアリティという名の幻想だと考える。それはPCP(フェンシクリジン、エンジェル・ダスト)と呼ばれる薬物の作用に似ている。超常現象という魅力的な題材は脳科学にブレイクスルーをもたらすかもしれない(んだと)。
ISBN:4794966997 単行本 瀬名 秀明 晶文社 ¥1,890

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