大相撲界の真相

2007年9月2日 読書
タイムリーな話題を扱った本。モンゴル出身の力士が日本の土俵に初登場したのは平成4年3月の春場所。若貴フィーバーに沸いていたこの年、モンゴルは社会主義から一転して市場経済主義を取り入れた近代化を図っている。そして世界に門戸を開く、新たな外交戦略に大転換。アジアの経済大国である日本との交流の模索からモンゴル力士の誕生となった。旭鷲山と旭天鵬がそのトビラをこじあけた後、今時の人はモンゴルのエリートとして横綱まで上りつめた。うーん。文化の違い、ここに書かれているような国の事情を教えられると、TVのある同じ方向を向いた報道には首を傾げてしまう。
ISBN:4309269400 単行本 大見 信昭 河出書房新社 2007/03 ¥1,575

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