安倍政権論―新自由主義から新保守主義へ
2007年9月22日 読書「安倍政権は、90年代初頭以降、経済グローバリゼーションの生き残りをかけた保守支配層が切実に求めた二つの改革、すなわち軍事大国化と新自由主義の完成を委ねられて登場した」。その最後のバッターとして期待されていた。しかしなぜ安倍首相は「改憲や教育基本法改正」を自己の政権課題として揚げたのか。これら課題は決して政権の安定要素にならない。著者は安倍首相独特の野心、政治家としての高邁な理想があったのだろうと分析する。そういう点からみると、去年12月に「教育基本法改正」を強行可決、5月に「改憲手続法案」を成立させた。矢折れてしまったけれど、よくやったんじゃないでしょうか?
ISBN:4845110393 単行本 渡辺 治 旬報社 2007/06 ¥1,575
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