篠原一男さんは81歳で2006年7月に亡くなっている。数学科を卒業してから建築家をめざして清家清さんに師事。「篠原スクール」として、伊東豊雄、長谷川逸子、坂本一成などを育てた。作品は住宅が主体。住宅以外では「東京工業大学100年記念館」(1987年)など。「住宅は芸術である」と宣言して異端の道を歩んだ。幾何学的構成を重視したシンプルなデザインは、私はあまり好みではないです。多木浩二さんは篠原さんと親交が深く、ほとんどの実作をみている。彼との出会いがなければ、建築に深くかかわることがなかったと語っている。
多木 浩二 著 200706刊/A5判/180頁 定価2310円
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