「小さな政府」の落とし穴
2008年6月15日 読書
非常にオーソドックスな構成の本で、「効率的な政府」、「最適な政府の大きさ」についての結論を導くに至るまでの過程が、小泉改革の小さな政府、安倍政権の成長戦略、北欧の大きな政府、社会保障における政府の役割、格差是正と政府の役割と、教科書的に順に議論されている。著者の提案は、消費税率25%の「大きな政府」も消費税率5%の「小さな政府」も現実味がなく、その中間の政府をめざすというもの。井堀利宏(いほりとしひろ)さんは、東京都立大学、大阪大学を経て、1996年より東京大学大学院経済学研究科教授。中村達也さんが書いた毎日新聞の書評がウェブ上に公開されていて参考になります。http://mainichi.jp/enta/book/hondana/archive/news/2007/10/。
著者:井堀利宏、出版社:日本経済新聞出版社、発行年月:2007年08月
著者:井堀利宏、出版社:日本経済新聞出版社、発行年月:2007年08月
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