訳者の滝口範子さんは「行動主義―レム・コールハースドキュメント」の著者でもある。あとがきに著者のオブリストさんの苦労が目に浮かぶというようなコメントがある。建築家は世界を飛び回る。コールハースの移動距離はものすごく、インタビューの場を設定するだけで苦労するということを、彼女は体験として知っているからだ。最近のコールハースのプロジェクトである、ベルリンのオランダ大使館、ポルトガル・ポルトのコンサートホール、シアトルの公立図書館、北京で中国中央電視台(CCTV)本社ビルなどを題材にインタビューが組まれている。レム・コールハースはジャーナリスト出身の建築家である。映画の脚本も手がけた。そのためか彼は建築の領域を超えた視点を持っており、建築家へ与えるも影響少なくない。主宰する「都市建築事務所」(OMA)からはザハ・ハディッドがでている。


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