カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男 (朝日新書 106)
2009年1月31日 読書 コメント (1)
世界中に1億丁以上出回っているといわれるカラシニコフ自動小銃。その設計者カラシニコフは80歳半ばを過ぎて今も健在だ。著者のエレナ・ジョリーさんはパリ在住の女性作家・ジャーナリスト。モスクワ生まれ。カラシニコフの娘と友人であることがきっかけで執筆に至る。流刑農民の息子、一兵卒上がりの「設計屋」が、銃「AK47」1丁で、スターリン賞、レーニン勲章、ロシア国家賞等を受け、国家的英雄。ソ連邦の最高会議代議員にもなった。それでもインタビューを読むと、彼は根っからの技術者であることがよくわかる。いまや世界中からパーティーの招待状が届く日々だ。そのほとんどを断り、工場で設計を続けているという。
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