鳩山さんが首相になって科学的発想が注目されている。「力学」で経営の現場を読み解くという視点。「力学」という工学的なまとめ思考であるが、研究一筋の経営学者がたどりついた着地点の1つである点に、重みがある。

「力学」は対象に作用する力を分析して、その釣り合いを解く。経営に作用する力は著者が長年にわたって分析してきたカネ、情報、感情。これらの力が絡み合って経営の力学が生まれる。力学の作用する場は組織や市場。あるいは国家間など。力学の場を分析して戦略を練る。それが経営だという図式。とてもわかりやすい。

公認サイトのhttp://www2u.biglobe.ne.jp/~koshino/によると、著者の伊丹先生は日本の経営学界をリードしてきた研究者だそうで、専門分野は経営学・企業経済学。一橋大学名誉教授。

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