著者の都甲幸治さん(http://mblog.excite.co.jp/user/kojitoko/)は早稲田大学文学学術院准教授。

 かつてアメリカ文学とは翻訳だった。が、そんな「先入観」は確実に変化している。インターネットなどの影響により、境界はぼやけ、影響関係が双方的になった。

 村上春樹さんの本を介して偶然に柴田元幸さんに師事することになる。その後米国でアメリカの文学の研究者をめざすが、日本人が米国人と伍してアメリカ文学を研究することに違和感を感じる。

 アメリカ文学研究と翻訳。異なる時代背景のもと、師と同じ道を選択することになった著者の手探りの格闘ぶりが知れるのが面白い。

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