白井晟一 精神と空間
2011年6月26日 読書
北海道に白井晟一氏による1つの作品が残っている。それがこの本にも収録されている「尻別山寮」だ。現在はヒノキ新薬の薬草園兼保養所「ルスツ山寮」として、同社の保養・研修に利用されている。留寿都村、近くにルスツ・リゾート、背後に尻別岳を望むロケーションの中に山寮はある。1972年に建設された外壁がれんが造りの山寮。れんがは道内産の石炭焼きだという。
孤高の建築家、詩人建築家、あるいは哲人建築家や異才と謳われた白井晟一。最高傑作の佐世保市にある親和銀行懐霄館(1975)、かつて松山千春の個人事務所も入居していた港区のノアビル(1974)、渋谷区立松濤美術館(1980年)。彼は国内外で活躍する建築家に大きな影響を与えた。
本書は磯崎作品である群馬県立近代美術館にて2010年9月に開催された「建築家 白井晟一 精神と空間」展の公式カタログである。カタログには磯崎新、白井昱磨、布野修司、松隈洋、谷内克聡の論考が収録されている。『白井晟一の「蹲る昏さ」(うずくまるくらさ)の起源をこそ、いま捜すべきではないか』(磯崎新)
孤高の建築家、詩人建築家、あるいは哲人建築家や異才と謳われた白井晟一。最高傑作の佐世保市にある親和銀行懐霄館(1975)、かつて松山千春の個人事務所も入居していた港区のノアビル(1974)、渋谷区立松濤美術館(1980年)。彼は国内外で活躍する建築家に大きな影響を与えた。
本書は磯崎作品である群馬県立近代美術館にて2010年9月に開催された「建築家 白井晟一 精神と空間」展の公式カタログである。カタログには磯崎新、白井昱磨、布野修司、松隈洋、谷内克聡の論考が収録されている。『白井晟一の「蹲る昏さ」(うずくまるくらさ)の起源をこそ、いま捜すべきではないか』(磯崎新)
コメント