サラ・ポリーの「死ぬまでにしたい10のこと」(2003年)の韓国ドラマ版だと思ってよい(2011年/SBS)。韓国のやさしく前向きの国民性は、これでもかと涙を誘う演出をきらう。ドラマは、悲劇を忘れて、ラブストーリを懸命に描こうとする。「女の香り」というわかりにくいタイトルになったのも、そこにこだわったからでもあるだろう(同名の映画が出どころかもしれない)。ちなみに先のカナダ・スペイン合作映画の原題は「My Life Without Me」だ。

ドラマにはタンゴの曲とダンスが効果的に使われている。国外への旅でヨンジェ(キム・ソナ)がタンゴに出会うシーンが美しかった。そして彼女はこの旅でジウク(イ・ドンウク)と運命の出会ういをもつ。テーマ曲もタンゴで「Por Una Cabeza」。

ヨンジェの幼馴染みで主治医ジウク役のオム・ギジュン。「ドリーム・ハイ」では無能な先生役だった。ミュージカルからドラマに転身の性格俳優で、注目。ジウクの婚約者で財閥令嬢のセギョンにソ・ヒョリム。2007年に「インスンは美しい」でデビュー。長身 でCM、音楽番組のMCなどもこなす、彼女にも注目。

余分な期待をしなければ楽しめるのに、キム・ソナとイ・ドンウクならばもっと面白くなくてはならないと、ついつい欲張ってしまう。

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