8月に表面化した、タイ発の不可解な事件のニュースが記憶に新しい。日本人男性が「代理出産」で10人を超える子供を誕生させていた。この男性がIT系企業創業者の御曹司ということで、より一層の好奇の目を集めた。代理出産には、遺伝的につながりの無い受精卵を代理母の子宮に入れるGestational Surrogacyと、代理母が人工授精を行うTraditional Surrogacyがあるそうだ。代理母となったタイ人女性の一人は、「子供が愛情を持って育てられていないなら、私の元に帰してほしい」と訴えたという。

このドラマは、やむを得ぬ事情から代理出産(Traditional Surrogacy)をしたウンニム(イ・スギョン)の、罪悪感と断ち切れないわが子への愛情と葛藤が主題となっている。イ・スギョンは、突飛で型破りな弁護士を演じた「大韓民国弁護士」で、好感を持った女優だ。ウンニムが代理母を受ける前は、この弁護士さんの印象そのまま。後半は悲恋のヒロインに変身する。彼女の夫ガンホに「ドクター・チャンプ」で柔道選手ジホンのチョン・ギョウン。

ウンニムの義姉に「僕の彼女は九尾狐」や「僕らのイケメン青果店」などのパク・スジン。ガンホの兄セフンの不倫相手に「乱暴なロマンス」、「セレブの誕生」、「イタズラなKiss」のイ・シヨン。55話と長く、ストーリーはやや単調。後半は韓ドラの伝統的なテクニック(病気、事故など)を駆使しながら話を繋いでいる印象を持った。(2009年/KBS)

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